看護協会運営のナースセンター

看護協会運営のナースセンター

ナースセンターって?

最初に紹介するのが、厚生労働大臣の許可を受けた職業紹介所であるナースセンターです。看護師だけではなく、助産師や保健師などの看護職全般の仕事を紹介しており、無料で利用することができます。看護職の転職や再就職のために就職先の紹介や情報提供を行っており、いわば看護職向けのハローワークのようなところです。
ナースセンターは1992年に設立されました。「看護師等の人材確保の促進に関する法律」に基づき、各地の看護協会が運営しています。その範囲は日本全国で、各都道府県に設置されています。

eナースセンターを活用

ナースセンターが運営するサービスの一つに「eナースセンター」があります。これは、ナースセンターが行っているサービスをインターネット上で受けることのできるものです。上述の通りナースセンターは各都道府県に設置されており、そこへ行けば就職先を紹介してもらうことができます。ですが、現職が忙しくなかなか行く時間のない人や、住んでいるところの近くにはナースセンターがなく通うことが難しいという人もいます。そこで、このeナースセンターを活用することによって、人材を募集している病院の情報などを得ることができます。

eナースセンター

eナースセンターに掲載されている求人情報は全国に存在する病院の5割ほどにも上ると言われており、このサービスを利用することでいつでも豊富な数の求人を見ることができます。

また、求人を探すだけではなく、応募もインターネット上で行うことができます。

ナースセンターのメリット

ナースセンターは看護協会が運営しています。正確には「公益社団法人日本看護協会」と言います。そのため安心して利用することができます。民間企業が運営している転職サイトも数多くありますが、そこへ個人情報を預けるのが不安だという人もいるかもしれません。その点、ナースセンターであれば安全です。
また、求人を出す側にとっても、求人の掲載を無料で行えるためコストを抑えられるというメリットがあります。多くの人材を必要としており採用意欲が高い病院が多いということですので、その点は転職活動で有利に働くでしょう。
そして、各都道府県に設置されているということもあり、地方に住んでいる場合でも問題なく求人を探すことができます。転職サイトだと都市部をメインに運営しているところも多く、地方で働いている看護師にとってはなかなか求人情報を得られないというデメリットがあります。じっくり地元の求人を探したいという看護師にとっては、ナースセンターはメリットの多いサービスとなるでしょう。