今よりも給与を上げたい
都市部の私立大学病院
今よりも給与を上げたいという目的で転職先を探すのであれば、職場選びの際に知っておきたいポイントがいくつかあります。まず、基本給が高い職場としておすすめなのが、都市部にある病院です。それも、病床数が多く規模の大きい私立大学病院がおすすめです。なぜ給与が高いのかというと、病院の運営以外にも学校法人としての収入もあるため、財源に余裕があるケースが多いからです。そして、当然地方ではなく都市部の方が給与水準も高くなります。しかし、その分物価が高く生活費がかかる点は忘れないようにしましょう。
さらに病床数が多ければ多いほど効率的な経営が必要になるため、その努力をしっかり行っている病院であれば患者一人当たりの経営コストが削減されているはずです。そのように取り組んでいる病院なら、看護師の給与として良い方向に反映されます。
需要の高い訪問看護
病院勤務ではなく、訪問看護で働くという方法もあります。訪問看護とは、患者さんの自宅を訪問して在宅看護を行うことを言います。訪問看護は手当が充実しています。具体的な内容で言うと、「時間外手当」や「オンコール手当」がそれにあたります。現在は人手が不足している事業所も多いため、人材確保のために給与を高く設定しているケースも多く狙い目と言えるでしょう。基本的に日勤のみになるため、プライベートを大事にしたいという看護師にもおすすめです。
ご存知の通り、現在日本は高齢化社会が進んでいます。その中で行政は在宅療養を推奨しており、訪問看護の需要はますます増えていくことが予想されます。給与などの条件面だけではなく、将来性も確保されていると言っても過言ではないでしょう。
手当が充実している病院
基本給も重要ですが、手当がどの程度支給されるかという点も見逃せません。平均的な看護師の給与の1割は手当によって支給されています。ですので、手当が手厚い病院で働くというのも一つの方法です。そして看護師の手当てで一番多くの割合を占めるのが夜勤手当です。夜勤手当自体はほとんどの病院で支給されますが、その金額は病院によって異なります。夜勤手当だけではなく深夜割増賃金も含めて給与を支給している病院や、夜勤専従の看護師を雇い特別手当を支給している病院もあります。そのため、どのような計算で手当が支払われているのかといった点に注目しましょう。
また、2交代制と3交代制であれば、2交代制のほうが夜勤で働く時間が長いため、手当額を増やしたいということであれば2交代制を導入している病院で働いた方が良いでしょう。